My true love
「愛結?ここにあるの?」
「あるじゃん。ここに。」
周りを見渡しても何もない。あるのはさびたドラム缶大きな機械だけ。
「ないよ……。」
「あんたバカじゃない?普通ここに来る前に気づくでしょ?こんな所にSHOPがあるわけないって。本当、鈍感。頭は良くてもこういうところがバカなんだね」
どういうこと?
だまされたの?私は。
「あ…ゆ?」
「ノコノコ付いてきてくれて、ありがとう。こんなに簡単にいくとは思わなかったよ」
怖い。
いつもの愛結じゃない。
私は、入り口まで走った。
ここから立ち去るために。
でも、入り口には男が3人いた。私よりずっと背が高くて、煙草をくわえた男がいた。
「可愛いねぇ〜さすが女子高生。」
「君、お金沢山持ってるんだって?僕たちにお金ちょうだいよ。」
男が近づいてくり。
「咲季?お金出してくれたら何もしないよ。今お金に飢えてんの。あんたの親社長でしょ?お金いっぱいあるっしょ?」