My true love
「ごめん……。嫌だよな。ごめん。」
嫌じゃない。
もっと大翔を感じたい。
もっと大翔の温もりをかんじたい。
愛を確かめ合いたい。
私は全てを話すと決めた。何があっても後悔だけはしたくないから。
「大翔。話したいことがあるの。聞いてくれる?
この話しを聞いたら、大翔は私を嫌いになるかもしれない。でもそれは仕方ないなって思うようにする。本当の自分を話すね。」
「俺は何があっても咲季を嫌いにらない。約束する。咲季が勇気出して話してくれたことを否定するつもりはないしこれから先もずっと好きだから。」
大翔の力強い言葉に涙が溢れた。
「あたしね、生まれた時からずっと心臓と肝臓がわるいの。」
どんな顔をして大翔を見ればいいか分からなくて、そのまま話を続けた。
「12歳の時に、あたしの肝臓は全く機能しなくなっちゃって母親から肝臓をもらったの。生体肝移植ってやつ。だから、肝臓の方は、治りつつある。でも心臓病は心臓移植しかもう手はないって…。言われてる。」