My true love
「大翔。話があるの。聞いてくれる?」
「うん」
「私、進路決めたの。私、看護婦さんになりたいの。だから看護学校に行くことにしたの」
「よかった。咲季に夢ができて。本当によかった。頑張れよ」
「うん。大翔のお陰だよ。ありがとう」
大翔も応援してくれた。
「お父さん、お母さん
私、看護婦になりたいの。だから高校卒業したら看護学校に行きたいの」
めったに泣かないお父さんが泣いている。
「咲季…。そこまで…成長しているとは、思っていなかった。ここまで、立派に育ってくれて良かった。頑張りなさい!お父さんは咲季を応援するから!」
「ありがとう
いっぱい心配かけて、ごめんね。病気も必ず治してみせるから」