My true love
―翌日―
約束通り家にきた。
大翔の両親とも初めて会った。
お父さんから病気の事について質問攻めにあい、お母さんからは冷たい視線を受けた。
大翔の部屋に戻ると肩の荷がドサッと降りた様な気がした。
「づぅ〜がぁ〜れぇ〜だぁ〜」
「ありがとな。今日は」
大きな手で優しく撫でてくれた。
「うん」
「こっち向いて」
腕をグイッと引っ張られ大翔と向かい合った。
恥ずかしくて目をそらすと大翔が顎をグイって…
「咲季。咲季が高校卒業したら一緒に暮らそう」
「えっ?」
「俺、ずっと咲季と居たいんだ」
「……。うん…。ありがとう」