PURELOVE
楓★イライラ
立川から電話があって、急いで駅に向かった俺。


実は興奮し過ぎたせいで、寝付けたのは朝方。


そりゃ遅刻もするよな!


って、俺は遠足が楽しみな小学生かッ!


まぁとにかく駅に着いて、スタジアムに向かう。


楽しみで楽しみで黙っていられなくて、立川と永遠と話していた。


今思えば、俺が一方的に喋っていただけな気がするけど…


朝食を食べ終わると、すぐに試合が始まった。


やっぱプロの試合はすげぇ~!


プロが魅せるボール捌きに目が離せなくなった。


あっという間に試合が終わって、興奮の冷めないまま帰ろうと隣をみると立川がいない。


あれ?どこ行ったんだ?


あ、そう言えば…


試合の最中で、俺に話しかけてきてたかも…


とにかく探しに行かないと!


スタジアムの中をキョロキョロ見ながら歩き始める。


少し歩くと立川の姿が見えた。


良かった、見つかった。


…ん?誰か一緒にいる?


てか、捕まってない?


しかも、男に!


慌てて駆け寄って、立川の背中から叫んだ。
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