PURELOVE
…って、俺立川のこと考えすぎだろっ!?


昨日のイライラといい、今といい、もう何がどうなってんだっ!?


俺が頭を抱えていると、先生はやっと授業に集中し出したんだと勘違いして、満足げに教壇に帰っていった。


そのまま時は過ぎ、いつの間にかお昼になった。


一輝の席に弁当を持って近づくと、何やら書き物をしている。


「一輝、何してんの?」


「来月の模試の出席確認」


「うわっ、そんなのやんの?」


「…朝言ってたけど?」


「まじでっ?」


うわ~…俺、そんな記憶も全くないし!


やばいな…何かの病気か?


「ところでお前、サッカーの試合どうだったわけ?」


サッカー?


あぁ、昨日のことか!


俺は昨日の出来事を、全て一輝に話した。


「謎の男乱入?それは面白い展開だな♪」


「お前、楽しんでるだろ?」


「そんなことないって!で、楓は何で不機嫌になったか自分じゃ分かんないんだ?」


「あぁ。…なぁ、もしかして何かの病気かな?頭とかどっか可笑しいんじゃね?」
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