PURELOVE
「…いや、それはないだろ!まぁ、でも確かに病気といえば病気かもな。」


やっぱ俺、病気なんだ…


そう思った俺は、そのあとに一輝が、


「いわゆる恋の病ってヤツ」


と言葉を続けたことに気付かなかった。


それを俺の態度から理解した一輝は、携帯を取り出し、電話をかけ始めた。


そして、少し話したかと思ったらすぐに電話を切った。


「お前、模試の前日私立図書館行け!」


「…は?」


いきなりの一輝の命令に、俺は自分の耳を疑った。


「病気か病気じゃないかは、行けば分かる。模試の勉強でもしてこいよ!」


「あぁ、確かに勉強しないとヤバいかもな…って、図書館行けば分かんのかよ?」


「分かる!そりゃ、お前の行動次第だけどな!仕方ないから俺も付き合ってやるよ♪」


「わ、分かった…」


若干煮えきらない気持ちを抑えて頷いた。


ま、今まで部活に燃えすぎて、ほとんど勉強してなかったからいっか!









基本、俺はプラス思考だった。
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