PURELOVE
周りなんてお構い無しに、今だ真剣に勉強を続ける一輝に、


「ちょっと、その辺歩いてくるわ!」


そう言葉を残し、席を立った。


ここ図書館なんだし、サッカーの本ねぇかな?


すっかり忘れてたけど、プロのボール捌きできるようになりてぇな!


そう思って探すとすぐに見つかり、席に戻った。


おぉ~、すげぇ!


これ、試合でやってたヤツだ!



興奮しながら、勉強以上に夢中になって読んでいた。



すると…


「一輝っ?超偶然!一輝達も勉強しにきたの?」


そう言う声が聞こえた。


何だ?と顔を上げると、そこに立ったいたのは…


一輝の彼女の彩花ちゃん。


そして…立川。


……えっ!?


何でこいつ等がここに来るんだよ?


そう思っていると、彩花ちゃんから信じられない言葉が…


「席空いてないみたいだから、一緒にいい?」


「あぁ、いいよ!」


は…?一輝、まじかよ?


彩花ちゃんは、当然のように一輝の隣に座った。


とゆうことは…?


一輝   彩花ちゃん
 〇   〇
   ┌────┐
   │  机  │
   └────┘
 〇   〇
 俺    空席 ←立川?


必然的に余った立川は、俺の隣決定なわけで…


って…オイオイ!


一体どうなってんだよ?


この展開はっ!

< 107 / 243 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop