PURELOVE
只今、夜の8時。


さて、何て送ろう?


まずは、何て呼び合うか確認した方がいいよね…?


よしっ!それで行こう!


――――――――――――――
こんばんわ!
今日は、あたしから送ってみました。
何て呼べばいいですか?
         from 美鈴
――――――――――――――


うん、あたしにしては上出来じゃない?


なんて自画自賛しつつ、送信ボタンを押す。


この送信中の待ち時間って、めっちゃ緊張するんだよね…


あたしは携帯を見つめたまま、ボーとして…


「………………」


そのまま、いつもの妄想の世界に入った。


あたしがお姫様なら、王子様がメールくれるのかぁ~


それとも、夜中にコンコンって窓を小石で叩いて…


そして、が窓を開けると…


王子様がいるの……


「………………ハァ~。」


幸せの溜め息をつく。


その途端、携帯が鳴った。


え?


ホントに王子様がっ…?


すぐに携帯を開いた。
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