PURELOVE
……まじかよ?


じゃあ…電話がくるまで、彩花ちゃんと2人っきり?


俺はこの時、彩花ちゃんみたいな性格の子は好きになれないな…と心から思った。


悪い子じゃないとは思うけどさ…?


例え俺が正しいことを言ったとしても、口じゃ敵いっこねぇからな!



……ま、そんなことより時間潰さなきゃだな。


「彩花ちゃん、何乗りたい?」


「…これ!」


俺達の目の前にあったのは、ジェットコースター。


「ジェットコースター?」


「うん。楓君、大丈夫?」


「おぅ!遊園地といえば、ジェットコースターだよな!」


「良かった♪美鈴こうゆうの苦手だから、今日乗れないかと思った~」


とゆうことは…


彩花ちゃんと俺の唯一の共通点発見じゃん!


…でも


「…すごい列だな」


遊園地に来てるヤツが、全員ここにいるんじゃないかってぐらい並んでいた。


「ホント。でも、すぐ回ってくるわよね!」


「…そうだな」


待つこと、約20分。


やっと俺達の前にいたヤツ等の番になった。


いよいよだな~!


そう思った瞬間、俺の携帯が鳴った。


…うわ~、タイミング悪すぎ。
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