PURELOVE
それは……
小学校4年生の春。
クラス替えをして、最初は友達ができるか不安だったけど、すぐに気の合う友達ができた。
いつものようにその友達と遊ぼうとすると、4年生になって初めて同じクラスになった男の子が近づいてきた。
「お、おい!」
後ろから呼び掛けられていることに気付かなかったあたしは、友達に目配せされて後ろを振り向いた。
「ごめんね?気付かなかった。何の用?」
そこにいたのは、体が大きくて男の子のリーダー的存在の子だった。
その男の子は下を向いていて、決してあたしを見ようとしなかった。
早く遊びに行きたくて、何も言わない男の子に言った。
「用ないなら、美鈴行くよ?」
そして廊下に出ようと歩き始めた時、男の子は片足を床に打ち付けた。
びっくりして振り返ると、いきなりあたしを押して言った。
「お前みたいなブスに用なんてねぇよ!どっか行っちゃえ!」
そう言われた時、すごくショックだったことを今でも鮮明に覚えてる。
小学校4年生の春。
クラス替えをして、最初は友達ができるか不安だったけど、すぐに気の合う友達ができた。
いつものようにその友達と遊ぼうとすると、4年生になって初めて同じクラスになった男の子が近づいてきた。
「お、おい!」
後ろから呼び掛けられていることに気付かなかったあたしは、友達に目配せされて後ろを振り向いた。
「ごめんね?気付かなかった。何の用?」
そこにいたのは、体が大きくて男の子のリーダー的存在の子だった。
その男の子は下を向いていて、決してあたしを見ようとしなかった。
早く遊びに行きたくて、何も言わない男の子に言った。
「用ないなら、美鈴行くよ?」
そして廊下に出ようと歩き始めた時、男の子は片足を床に打ち付けた。
びっくりして振り返ると、いきなりあたしを押して言った。
「お前みたいなブスに用なんてねぇよ!どっか行っちゃえ!」
そう言われた時、すごくショックだったことを今でも鮮明に覚えてる。