PURELOVE
美鈴☆指輪の影響力Ⅱ
もう!二人して言いたい放題なんだから!


部屋のドアをバシンと閉めた。


電話なんて、全くの嘘!


あそこから逃げる理由が欲しかっただけ。


あたしは2人が寝静まった頃を見計らって、下に降りてお風呂に入った。


その効果もあってか、翌朝2人揃って謝りに来たのは言うまでもない…よね?(笑)


―――――――――――――

――――――――――――


そして、月曜日。


今週で、今年学校に行けるのも最後。


冬休みに入っちゃうもんね…


そう考えたら、朝から少し寂しくなった。


「おはよ~!」


「おはぁ~!」


クラスの子と挨拶を交わし、席につく。


少し遅れて、彩花が教室に入ってきた。


「美鈴、おはよぉ☆」


何だかニヤニヤしながら、近づいてくる彩花。


「お、おはよ~」


咄嗟に身構えながら返事をした。


「ねぇ、クリスマスどうだった?ん?……あぁぁあぁあぁぁ!!!」


突然彩花が大声を出し、全員があたし達に注目した。


「その指輪、どうしたの!?」


みんなの視線なんかお構い無しに、ストレートに聞いてくる彩花。
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