PURELOVE
体が勝手に震えて、冷や汗が出る。
「…………うん」
一言そう言うのが精一杯だった。
すると……
楓君は、いきなりあたしを抱き締めた。
…………えっ!?
一気に頭が真っ白になる。
「…お前には俺がいるから。1人で我慢すんなよ…」
楓君の声がすぐ近くから聞こえて…
しかも、体は驚くほど密着していて…
何が何だか分からなくなった。
少し経って、ようやく楓君の言葉の意味を理解した。
楓君の体温も声も何もかもが心地よくて、その時には体の震えが止まっていた。
「………ありがとう。」
楓君の存在の大きさを改めて実感しながら、小さく呟いた。
「………よし!」
突然楓君はそう言うと、そっと体を離した。
そして、クルッと背中を向けてこう言ったんだ。
「ほら、行くぞ。……美鈴」
楓君の左手があたしに向けられている。
その行動とセリフにビックリして、楓君の顔と手を交互に見た。
“美鈴”
確かにそう言ったよね?
あたしの勘違いじゃないよね?
聞き間違いじゃ…ないよね!?
「…………うん」
一言そう言うのが精一杯だった。
すると……
楓君は、いきなりあたしを抱き締めた。
…………えっ!?
一気に頭が真っ白になる。
「…お前には俺がいるから。1人で我慢すんなよ…」
楓君の声がすぐ近くから聞こえて…
しかも、体は驚くほど密着していて…
何が何だか分からなくなった。
少し経って、ようやく楓君の言葉の意味を理解した。
楓君の体温も声も何もかもが心地よくて、その時には体の震えが止まっていた。
「………ありがとう。」
楓君の存在の大きさを改めて実感しながら、小さく呟いた。
「………よし!」
突然楓君はそう言うと、そっと体を離した。
そして、クルッと背中を向けてこう言ったんだ。
「ほら、行くぞ。……美鈴」
楓君の左手があたしに向けられている。
その行動とセリフにビックリして、楓君の顔と手を交互に見た。
“美鈴”
確かにそう言ったよね?
あたしの勘違いじゃないよね?
聞き間違いじゃ…ないよね!?