PURELOVE
楓★県大会への道 ~迷子探し~
今日は待ちに待った大会当日!


まじ緊張~!


朝学校からバスが出て、それにみんなで乗ったんだけど、誰一人話さなくて沈黙。


みんなも緊張してるんだな~


ま、俺も半端ないけど…


取りあえず、相変わらずの沈黙の中、運動公園に到着。


早速メンバーのヤツは、走ったり準備体操をし始めた。


俺もいつものようにアップして、体を温める。


グラウンドで練習できるのは、各学校ごと決められている練習時間だけ。


俺達は最後の方。


だから、当たりそうな学校の練習風景を偵察することにした。


俺達の番がきて、素早くパスやシュートの練習をした。


全部の学校が練習を終えると、すぐに開会式が行われた。


恒例の長ったらしいどっかの市長が話をし出す。


それが終わると、優勝カップの返還がある。


あいつらを倒さなきゃ、県大会に行っても通用しないんだよな。


俺は手に力を入れて、気持ちを引き締めた。



やっと、開会式が終わった。


一回戦は、俺達の学校はシードされてるから試合はない。


でも、シードされてるからって油断は禁物。


俺達はろくに体を動かせず、緊張したまま試合をしなければならない。
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