PURELOVE
仲間と整列のために真ん中に歩いていく途中、俺は後ろを振り向いた。
しかし、そこにはもう立川の姿はなかった。
少し残念に思いながらも、俺は優勝という言葉に何ともいえない感動を抱いていた。
―――――――――――
―――――――――
閉会式になり、偉い人達が今日の大会の感想を述べていく。
そして、表彰式に移った。
「優勝、☆★高校!」
名前を呼ばれ、部長の池田と副部長が行くと思いきや、メンバーのみんなは俺の肩を押した。
「お前がシュート決めたんだから、お前が行けよ!」
池田がそう言うと、みんなが頷いた。
「みんな…サンキュー!」
込み上げてくる涙にぐっと耐え、俺は前に出た。
「優勝、☆★高校。あなた方は~………。おめでとう!」
賞状を俺が貰い、優勝カップを池田が受け取った。
最っ高にいい気分だっっ!
―――――――――――
――――――――――
大会が終わった後、部員全員で焼き肉屋に行った。
もちろんコーチの奢りで!
それをいいことに、みんなわざと高い肉ばかりを頼んでいる。
コーチは、その度に密かに財布の中身を確認していた。
それが面白くて、俺は一人ニヤニヤをみんなにバレないようにするのに苦労した。
しかし、そこにはもう立川の姿はなかった。
少し残念に思いながらも、俺は優勝という言葉に何ともいえない感動を抱いていた。
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閉会式になり、偉い人達が今日の大会の感想を述べていく。
そして、表彰式に移った。
「優勝、☆★高校!」
名前を呼ばれ、部長の池田と副部長が行くと思いきや、メンバーのみんなは俺の肩を押した。
「お前がシュート決めたんだから、お前が行けよ!」
池田がそう言うと、みんなが頷いた。
「みんな…サンキュー!」
込み上げてくる涙にぐっと耐え、俺は前に出た。
「優勝、☆★高校。あなた方は~………。おめでとう!」
賞状を俺が貰い、優勝カップを池田が受け取った。
最っ高にいい気分だっっ!
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大会が終わった後、部員全員で焼き肉屋に行った。
もちろんコーチの奢りで!
それをいいことに、みんなわざと高い肉ばかりを頼んでいる。
コーチは、その度に密かに財布の中身を確認していた。
それが面白くて、俺は一人ニヤニヤをみんなにバレないようにするのに苦労した。