PURELOVE
今でも話すのはすごく気使うし、いつも彩花といる時みたいに騒げないけどね。


だから緊張しすぎて、昨日一睡もできなかったんだけど…



って、もう行かなきゃ!


遅刻しちゃう!


「行ってきま~~す!」


急いで駅に向かった。


――――――――――――

―――――――――――


集団場所の駅前に行くと、まだ楓君は来てないみたい。


ふぅ~!ひとまず安心!


安堵の溜め息をついて、楓君が到着するのを待った。


でも、待っても待っても楓君は現れない。


何でぇ~~?


時間…間違えてないよね?


もう一度昨日のメールを読み返す。


12時半集合。


ただ今の時間……12:43。


あ!あたしじゃなくて、楓君が遅刻なんだ。


…どうしよう?


48分発の電車に乗らないと間に合わないのに…


って言っても早くプロの選手がいるスタジアムに行きたいって言う楓君に合わせて、集合時間も早くしたんだ。


だから少しぐらい遅れても大丈夫なんだけど。


何かあったのかな?
< 94 / 243 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop