Crazy Love
「普段涼しいデパートにいるから、余計そう感じるんじゃない?」

理央があまりに暑そうにしているので、笑ってまう。

「なんか飲もうよ。ほら、調度あそこに良い感じの店あるし」

言いながら理央は、少し離れたところにある店の看板を指さした。

見ると、その店は入り口に黒板なんか置いてあり、外国のカフェみたいな雰囲気を醸し出している。

「あ、ホントだ。雰囲気良さそうだね。入ってみようか」

俺たちは、早速店に入り、席に着くとメニューを広げた。

「決まった?」

「俺アイスコーヒーでいいや」

すると理央は、よほど喉が乾いているのか、やたらと張り切って店員を呼び、アイスコーヒーとグレープフルーツジュースを注文する。
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