Crazy Love
ここで芹の働く姿を見ていたいけれど、このまま何時間もこの場所にいたら、俺がいるのを気付かれてしまうどころか、不審者として通報されてしまうのではないか!? という考えがよぎり、日陰で、なおかつカフェ側からはあまり見えないような場所のベンチを探し、店の出入り口を気にしながら芹が出てくるのを待つことにした。

……そういえば……

前にもこうやって、ストーカーみたいに彼女のことを待ったことがあったっけ。


あれは、急に誘われて、初めて一緒に食事に行った次の日だったな。
< 65 / 175 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop