Crazy Love
理央の言葉が、俺に20歳の頃の記憶を思い起こさせる。


前の彼氏と別れたばかりの芹の事を好きになり

「前の彼氏のことを忘れられなくても、ちょっとでも俺のことを良いと思ってくれるなら傍にいさせて欲しい」

と、言った。あの頃の切ない気持ち───


俺はそれ以上理央の想いを拒むことは出来なかった。

そんな風に、俺たちはつきあい始めることになったんだ。


< 7 / 175 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop