いつまでも
その日の放課後、笹岡さんの机は教室からなくなった。



季節は2つ移り変わろうとしていたし、このまま残しておいてもしょうがないと言うことだった。



笹岡さんがいなくなった。
クラスの一員じゃなくなったみたい。


先生はいつまでも心の中にいるとか、ありきたりなこと言ってたけど、本当にそうかなあ…



私、覚えてられるかな…




ふと隣を見ると、やっぱり泣きそうな進藤がいた。




進藤だけは忘れないだろう。


他の恋をしても…








だけど私は、忘れさせたかった。


救えると思ってた。







進藤がだいすきだった……
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