いつまでも
帰り道、進藤が公園のベンチに座っていた。


泣いてる。


ここからじゃ見えないけど。


きっと泣いてる。



声はかけない。



進藤に気づかれないように、横を通った。



「中山?」



気づかれたっ(゚ロ゚)



しかも泣いてない。




夕焼けが進藤を照らして、顔が見えないだけかもしれない。




「こんなとこで、なにやってんの?」




声震えてないから、泣いてないかな…




「帰り道だよ。ここ」



「そうだったっけ」




くすっと笑った進藤に近づく。



そっか、あなたは私の帰り道も知らないんだね…




勇気をふりしぼる



「隣...いいかなあ..?」


進藤は笑った。
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