好き。





歩いて10分、映画館に着いた。
だいぶ賑わっていて、カップルが数えきれないほどいる。






結局、あたしは翔留と手を繋がなかった。






繋ぎたくないだけ、
なんだよ本当に。






浮気とかそうゆうのどうでもいい性格だからあたし。





恋に本気になっちゃいけない。







あたしは若干翔留と距離を開けながら歩いた。






「ね、未耶。何見る?」



翔留は宣伝されている映画のスクリーンを見ながら言った。



「何って、みんなと同じやつでしょ」


「でもみんな見るやつ違うけど?」


「え?」







< 105 / 131 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop