好き。










「好きで取り合ってるわけじゃないらしいよ」


「へぇ」






馬鹿みたいだな。






「あ、そういえば雄太が休み時間に毎回来て未耶探してたよ??」


「…あー」






そういえば6組に来るって言ってたな、雄太。






「だから次の休み時間も来ると思うよ(笑)」


「…まじか」






キーンコーンカーンコーン…。






「てめぇ覚えてろよ」


「お前こそ」






男2人の喧嘩も終わって
休み時間になった。






ガラッ






「未耶!」


「ん??」






教室に勢いよく入ってきたのは雄太。






「悠里!」






その後ろから湊も勢いよく入って来た。






「どうしたの」






あたしが冷たく言うと悠里が、






「そういえばあたし達…付き合う事になったの!」






と言い出した。






まぁどーせ付き合うだろうなって思ってたから



そこまで驚かなかったけど。






「へぇ。おめでと」


「ありがと!」






雄太がウズウズしながら立ってあたし達を見てた。






「…何」


「あ、いや…別に」






可愛くないなコイツ。


雄太はあたしより10㎝は身長デカいから


見上げないといけない。














< 28 / 131 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop