好き。
教室戻ろ。
ここにいてもつまんないし。
あたしは教室に戻った。
ガラッ
「あっ!なぁ前田!」
教室に入った途端、
クラスのみんながこっちを向いて、
佐々木圭太があたしに話しかけた。
「…な、何」
「前田は卵焼きに、砂糖、入れるよな?!」
「は??」
なんだ、なにその質問。
「先生は入れない派だ!」
斎藤まで討論に入っちゃってるし。
「未耶っ!砂糖入れない派だよね!」
悠里まで同じ質問をしてきた。
あたしは…
「砂糖、入れる派」
「だよな~!ほらみろっ」
クラスの丁度半分が砂糖入れない派で
もう半分が入れる派らしい。
って
授業中に何してんだよこのクラスは。
まあ勉強したくないけども。
「未耶、砂糖入れるの?!信じてたのに~!」
信じるとか
信じないとか
そーゆーもんなのか??