好き。





教室戻ろ。




ここにいてもつまんないし。







あたしは教室に戻った。






ガラッ






「あっ!なぁ前田!」






教室に入った途端、

クラスのみんながこっちを向いて、

佐々木圭太があたしに話しかけた。






「…な、何」


「前田は卵焼きに、砂糖、入れるよな?!」


「は??」






なんだ、なにその質問。






「先生は入れない派だ!」






斎藤まで討論に入っちゃってるし。






「未耶っ!砂糖入れない派だよね!」






悠里まで同じ質問をしてきた。






あたしは…






「砂糖、入れる派」


「だよな~!ほらみろっ」





クラスの丁度半分が砂糖入れない派で
もう半分が入れる派らしい。






って

授業中に何してんだよこのクラスは。

まあ勉強したくないけども。







「未耶、砂糖入れるの?!信じてたのに~!」






信じるとか
信じないとか

そーゆーもんなのか??












< 39 / 131 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop