好き。

「信じてあげなよ」






悠里が珍しく真剣に言う。
あたしは真っ直ぐな瞳と
目を反らせなかった。






信じてるよ

信じてるよ






だから不安なんだよ？






悠里に分かるわけないじゃん






湊とそんなにラブラブなんだし。






疲れるな、やっぱ。






『友達』っていう関係も


『彼氏』っていう存在も






あたしは独りでいいのかもしれない。