さらわれ花嫁~愛と恋と陰謀に巻き込まれました~
ところで、今回のお話を書くにあたって、
自分自身で、“初心にカエル”をテーマにあげました。
書いているうちに、だんだんこねくり回した感じになり、
初期の頃の、“ファンタジーを読まない人に読んでもらう!”
という姿勢が薄くなってきた気がし始めたんです。
とはいえ、ある程度は設定を説明しなくちゃいけないし、
描写をゼロにするって訳にもいかないし、で苦労しました。
思い切って字数を減らし、割り切った箇所も多くあります。
そのため、
え?なんで急にそんなことになるの?
的な場面が随所に出てきてます。
私には背景のあることなのですが、その背景描写を削ったために、
唐突に感じることがあったと思います。
もともと少ない背景描写で書いているのに、
さらに字数を削る、設定を削る、描写を削るという、
無謀な、なんちゃってファンタジーになっております。
そして、最後の最後で明るいはずの話がどんより暗くなり、
“裏切られた”皆さま。
ごめんなさい。
「非道な親」ってミゲルのことだったんですよ。
今回の話の真の悪役です。
本物の悪は、誰にも気づかれないものなのですよ。ナンチャッテ