【短】偽りのチョコ
金欠で告白
「あーヤバい、マジ、金ない」
財布を開いたまま、あたしは仁王立ちした
100円マックすら買えない現状に、あたしは財布をまわりにいる友人たちに見せた
「マジで? イチゴが金欠って有り得なーい」
モモが大笑いしながら、財布から一万円を出すとあたしに渡してくれる
これで100円マックのコーヒーが買える
あたしは、マックの店員に万札を差し出した
「この前まで羽振りが良かったのに…どうしたの?」
ミカンが金髪の髪を掻きあげながら、心配そうに聞いてくる
「あー、オジサンと別れたから」
あたしは戻ってたお釣りを、自分の財布の中に捻じ込む
「なんで?」
「だってしつこいから! お小遣いくれるのはいいけどさぁ。エッチのときの注文がウザい」
「あはは。それくらい我慢しなって!」
モモがマックのトレイを持ちながら、席に向かう
あたしは何も持たずに、口を尖らせながら歩いた
「だって、ホントにウザいんだよ。一度、試したらすぐに嫌になるって」
「今度はどうすんの?」
ミカンが首をかしげる
そこが問題なんだよなあ
次を早く見つけないと、金欠で過ごすなんて絶対にイヤ!
「うーん、オッサンはもういいや。若くて金持ってるヤツがいい」
「そりゃ…結婚を迫られるよ?」
「じゃあ、愛人で」
ミカンとあたしは、ケラケラと笑いながらテーブルについた
財布を開いたまま、あたしは仁王立ちした
100円マックすら買えない現状に、あたしは財布をまわりにいる友人たちに見せた
「マジで? イチゴが金欠って有り得なーい」
モモが大笑いしながら、財布から一万円を出すとあたしに渡してくれる
これで100円マックのコーヒーが買える
あたしは、マックの店員に万札を差し出した
「この前まで羽振りが良かったのに…どうしたの?」
ミカンが金髪の髪を掻きあげながら、心配そうに聞いてくる
「あー、オジサンと別れたから」
あたしは戻ってたお釣りを、自分の財布の中に捻じ込む
「なんで?」
「だってしつこいから! お小遣いくれるのはいいけどさぁ。エッチのときの注文がウザい」
「あはは。それくらい我慢しなって!」
モモがマックのトレイを持ちながら、席に向かう
あたしは何も持たずに、口を尖らせながら歩いた
「だって、ホントにウザいんだよ。一度、試したらすぐに嫌になるって」
「今度はどうすんの?」
ミカンが首をかしげる
そこが問題なんだよなあ
次を早く見つけないと、金欠で過ごすなんて絶対にイヤ!
「うーん、オッサンはもういいや。若くて金持ってるヤツがいい」
「そりゃ…結婚を迫られるよ?」
「じゃあ、愛人で」
ミカンとあたしは、ケラケラと笑いながらテーブルについた
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