【KK2】 お化け団地




でも、俺は彼女に会わなければいけない。




元の俺に戻るために。






きっと……何かを知っている。




いや、多分彼女が全ての元なはずだ。








意を決し、俺は薄暗い団地の一棟に足を踏み入れた。






ひんやり…とした風が横を突き退けた。




外は明るいのに、本当にお化けが出そうな雰囲気があった。









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