生意気な後輩くん。
第二章
家庭教師
「そういえばさ、私ルイくんちにお邪魔しちゃっていいの?」
ルイくんちに向かう途中、そんな事を聞いてみた。
「え?」
「いや、ほら、ルイくんの家族…私料理も…台所…」
「あぁ…」
単語だけの言葉からも、私の言いたいことを読み取ったみたいで
「俺、一人暮らしなんで…だから、晩ご飯お願いしたんです」
「あ、そうなんだ…」
ルイくん、一人暮らしなんだ…
普段、晩ご飯どうしてんのかな
買った奴、なのかな?
じゃ、あたしのが久しぶりの手料理なのかな?