ひとりじゃねぇんだ[KK2]
「じゃあさ…本格的にやらんね?」

裕太が提案して俺も陸上部に入る事になったが…

ガキの頃からの延々続いた鬼ごっこで俺は、ちょっと感覚が狂ってきだしていた。

元来鬼ごっこは瞬発力勝負みたいな側面があるが、俺と裕太の鬼ごっこは場合によっては何時間も続いたりもした。

結果として…かなり持久力が高まり少々の距離じゃあ物足りなくなっていた。

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