月と私





こんな些細なことで、もう彼の名前も覚えていないけど、



この出来事だけ、はっきり覚えていた。




星が見えない、都会に移り住んだ今、



私の心はまるで、月。




いつまでも、太陽になりたいって。そう思う。





End



< 5 / 6 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop