【実話】だだ漏れ日記
私と友人達は、
乗ってきたチャリンコを手で押し、
エロ本の友人は年老いた犬を連れ、
夕暮れの田んぼ道を静かに歩きはじめた。
 
 
それはとても和やかで、
穏やかな時間だった。
 
 
しかしである。
 
  
その和やかな空気は、
犬を連れていたエロ本の友人の一言で、
突如崩壊した。
 
 
 
 
「噛みつけ!」
 
 
 
 
その掛け声と共に、
犬は私に向かって
全速力で襲い掛かって来たのだ。
 
 

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