【実話】だだ漏れ日記
ここでもし
 
『いやぁ実はワタクシ、
 本当はサッカー
 よくわからないんですよ。
 エヘヘ…』
 
などと言えば、
確実にボコボコにされるだろう。
 
私は自分の
ノリやすい体質を恨んだ。
 
 
 
 
どうしたら良いものかと参っていると、
突然一人が
ゴールした選手の名前を
連呼し出したのだ。
 
 
するとどうだろう。
 
 
その行為は瞬く間に周りに伝染し、
そこにいた人全員が
選手の名前を連呼し出したのだ。
 
 
こうなっては私も
連呼しない訳にはいかない。
 
 
私は選手の名前を
いまいちよく
わかっていなかったのだが、
 
周りの声をヒアリングし、
大胆かつワイルドに、
しかしあまり口を開けず叫んだ。
 
 
すると、
どうも違和感を感じたのだ。
 
 
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