【実話】だだ漏れ日記
一体この違和感はなんだ?
 
 
そう思い
周りの声をよく聞いて見ると、
驚愕の事実に直面したのである。
 
 
 
 
 
 
自分の叫んでいる名前は
間違っている
 
 
 
 
 
 
私はシマッタと思ったが、
ここで急に
声が小さくなってしまっては
逆に怪しい。
 
 
私は、心とは裏腹に、
自信満々で叫び続けた。
 
 
『どうか滑舌の悪い奴だと
 思われますように』
 
 
そう願った。
 
 
 
 
と、そのときである。
隣にいた女と
目が合ってしまったのだ。
 
 
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