【実話】だだ漏れ日記
ジャンケンの結果、
呼び出すのは私と
友人のSという事に決まった。
 
 
『キューピッドさま
 キューピッドさま、
 おいで下さ~い』
 
 
2人でシャーペンを握り
例の台詞を唱えると、
キューピッドさまは降臨し、
その存在を知らしめるように
『はい』へとシャーペンが動いた。
 
 
そしていつものように、
私達はどうでも良い質問を
始めたのである。
 
 
『◯◯君の好きな人の
 好きな人は誰ですか?』
 
『将来はどんなゲームが
 発売されますか?』
 
『バナナは
 おやつに入りますか?』
 
 
などなど、
本当にどうでも良い質問だった。
 
 
しかし、
キューピッドさまは嫌な顔一つせず
(まぁ、顔は見えないのだが)
質問に答えてくれた。
 
 
ところがである。
しばらくするとおかしなことが起きた。
 
 
 
 
 
 
キューピッドさまが
勝手に動き始めたのだ。
 
 
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