【実話】だだ漏れ日記
私達は動揺し、
慌てふためき、涙目になった。
 
 
頭の中には走馬灯のように
生まれてから12年間の記憶が
回り始める。
 
 
何度も
キューピッドさまが帰るよう
トライしてみるが、
結果は全て『いいえ』。
 
 
もう為す術が見つからない。
 
 
どうしたら良いものか
途方に暮れていると、
何とキューピッドさまが動き出し、
文字を指し始めた。
 
 
 
 

 
 
 
 

 
 
 
 

 
 
 
 

 
 
 
 

 
 
 
 

 
 
 
 

 
 
 
 

 
 
 
 

 
 
 
 

 
 
 
 

 
 
 
 
皆一斉に後ろを振り向いた。
 
 
後ろには特に変わったものはなく、
ただ校庭が
広がっているだけだったのだが、
 
明らかに空気が違う。
何かの気配がする。
 
 
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