【実話】だだ漏れ日記
なんと私は、
バスタオルをキャッチするその動作で、
自身のタマキンを
強打していたのである。
そのまま私は、
『キマったぜ』
というか、
自分でキメちゃった股間を
押さえてうずくまり、
バイオハザードのゾンビのように、
風呂場で数分間
『う゛ーう゛ー』
唸っていたのだった。
普段はあまり
性別にこだわらないタチだが、
この時ばかりは、
自分が男であるという事実に
いきどおりを感じずにはいられなかった。
痛みや悲しみと孤独、
私の目からは一粒の涙がこぼれたが、
立ち上る湯気と混ざり、
儚く消えた。
【完】
バスタオルをキャッチするその動作で、
自身のタマキンを
強打していたのである。
そのまま私は、
『キマったぜ』
というか、
自分でキメちゃった股間を
押さえてうずくまり、
バイオハザードのゾンビのように、
風呂場で数分間
『う゛ーう゛ー』
唸っていたのだった。
普段はあまり
性別にこだわらないタチだが、
この時ばかりは、
自分が男であるという事実に
いきどおりを感じずにはいられなかった。
痛みや悲しみと孤独、
私の目からは一粒の涙がこぼれたが、
立ち上る湯気と混ざり、
儚く消えた。
【完】