【実話】だだ漏れ日記
電車に乗り、
自分が本来降りるはずの駅を通り越し、
神奈川県へと突入した。
 
 
都心は時代を先取りし過ぎているので、
そこから外れれば
まだ可能性があるのではないかと思ったのだ。
 
 
 
 
電車を降りると、
私は某レンタルビデオショップへと走った。
 
 
冬の風は冷たく、身体を凍えさせ、
手を振る旅に指先から感覚を奪っていく。
 
 
 
 
しかし心は、
それとは真逆に燃えたぎっていた。
 
 
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