【実話】だだ漏れ日記
ライスなどというものは、
実家が農家という事もあり、
生まれてから今まで吐くほど食べてきた。
 
 
せっかくなのだから
『ナン』が食べたいのだ。
 
 
むしろ
『ナン』が食べたかったから、
この店を選んだ
と言っても過言ではない。
 
 
そう思った瞬間、
私はメニューを指差しながら
叫んでいた。
 
  
  
 
「これはナンですか!?
 
 このセットに付いてくるのは
 ナンですか!?」
 
 
 
 
まさかの駄洒落である。
 
 
言ってから『しまった』と思ったが、
もう後の祭だった。
 
 
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