【実話】だだ漏れ日記
狙っていない駄洒落ほど
虚しいモノはない。
 
 
一緒に来ていた、
出会って数日の同僚も苦笑である。
 
 
その瞳は、
私をさげすみ、哀れみ、
そして、
センスがない奴だと見下していた。
 
 
しかし許して欲しい。
 
 
思わずそんな駄洒落を
言ってしまうほど、
私は追い詰められていたのだ。
 
 
日本に居ながら、
その空間では私の方が外国人だった。
 
 
店員はもちろん外国人であるし、
見てみぬ振りの同僚もまた、
外国人に思えた。
 
 
< 88 / 167 >

この作品をシェア

pagetop