薄氷
―波音―
ふと見せる
あなたの横顔が
寂しげで 辛そうで
たまらなかった
傷つくあなたを
守りたかった
私が守られているように
泣くことしかできない私を
優しく
包んでくれているように
あなたの横顔が
寂しげで 辛そうで
たまらなかった
傷つくあなたを
守りたかった
私が守られているように
泣くことしかできない私を
優しく
包んでくれているように