薄氷
薄い
氷の上に立っているような

少しでも動けば壊れてしまう

そんなところに
私たちはいた


目を離すことができない

すぐそこにいるあなたから


それでも
私の心が
あなたを信じると言う

あなたを信じたいと言うから

私はここに立ちつくす

軋む薄氷に
全てを委ねて


氷が割れれば

もう
夢は覚めないだろう


長い
目眩の中で

夢と現実を
履き違えることもなく

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