ハニードハニー
「あ、注文は涼介に行かせなよ」
「え、俺!?」
「文句言わない!」
兄さんに睨みを利かせている時に、美咲がそんなことを言った。
「……分かったよ」
「涼介くんいいの?」
「うん。宮下は座ってて。先輩行きましょうか」
「俺は行くんだねー」
兄さんと涼介くんは美咲にそそのかされて行ってしまった。
行ってくれるのは嬉しいけどいいのかなあ。
とりあえず座り直そう。
「雛は最近ほうとうに忙しそうだね」
「そんなことないよ。歌うことは好きだから。ただ遊ぶ時間がないのが寂しいかな」
「ほんとだよ! 雛といっぱい遊びたいし! カラオケとかゲーセンとか行きたいよ!」
美咲とは私が歌手活動を始めてからあまり遊ばなくなってしまった。
だけどたまに会うと昨日も遊んだかのような感覚で話したり遊んだりできる、数少ない私の親友とも呼べる友達。
「あのさ、突然なんだけど、雛って好きな人とかいるの?」
「……えぇ!?」
また大きい声が出てしまった。
今度は食堂にいた人達が何事かとこちらを見てきた。
「え、俺!?」
「文句言わない!」
兄さんに睨みを利かせている時に、美咲がそんなことを言った。
「……分かったよ」
「涼介くんいいの?」
「うん。宮下は座ってて。先輩行きましょうか」
「俺は行くんだねー」
兄さんと涼介くんは美咲にそそのかされて行ってしまった。
行ってくれるのは嬉しいけどいいのかなあ。
とりあえず座り直そう。
「雛は最近ほうとうに忙しそうだね」
「そんなことないよ。歌うことは好きだから。ただ遊ぶ時間がないのが寂しいかな」
「ほんとだよ! 雛といっぱい遊びたいし! カラオケとかゲーセンとか行きたいよ!」
美咲とは私が歌手活動を始めてからあまり遊ばなくなってしまった。
だけどたまに会うと昨日も遊んだかのような感覚で話したり遊んだりできる、数少ない私の親友とも呼べる友達。
「あのさ、突然なんだけど、雛って好きな人とかいるの?」
「……えぇ!?」
また大きい声が出てしまった。
今度は食堂にいた人達が何事かとこちらを見てきた。