ハニードハニー
「……雛ちゃん、柏木から何も聞いてないの?」

「マネージャーですか? 特には聞いてないですけど」

「そう……。減給ものね」


 社長はチッと舌打ちした。

 え、なんか社長の周りからどす黒いオーラが。


「まあいいわ。YUURI、来なさい」

「ゆ、ゆーり?」


 社長がそう言うと高級車の扉が開いた。

 そこから降りてきた人は、私と同じ制服を来ていてた。

 第一印象は大事ってよく言うよね。

 降りてきた人物と視線が絡む。

 何故かはわからないが、その視線から目をそらすことができなかった。
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