あの日に帰りたい
「あのさ、噂を聞いたんだけど、みやびのクラスの杉下とみやびが付き合っているって聞いたんだけど。本当?」私はおそるおそる聞いた。「そうよ。本当よ。」みやびはあっさりと肯定した。「そうか。はっきりわかって良かったよ。」私はしどろもどろになりながら、涙が溢れるのを堪えて、電話を切った。ひどすぎる結末だった。経験した過去でもフラれて、別の世界でもフラれた。ダメージは大きかった。
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