あの日に帰りたい
私は、階段を降りながら、元の世界に戻れるように願った。やがてかすかに足元が揺らぎはじめ、私は立っていられなくなり、階段にしゃがみこもうとした。しかし、階段がゆがみはじめ、周りが極彩色の風景に変わった。私は奈落の底へ落ちていった。
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