あの日に帰りたい
第三章
高校一年の夏休みが始まった。毎日、良い天気が続いたが、何も変化のない日々が続いた。ある日、怠惰な生活にピリオドを打つべく、若い私はある行動にでた。中学の時の名簿を探しだし、みやびの家に電話しようとしたのだ。しかし、昔からあまり深く考えずに行動した私も、さすがにすぐには決断できずに、電話の前で、ウロウロしていた。 だがやがて決心してダイヤルを回し始めた。
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