あの日に帰りたい
クリスマスと年末が近づいてきた。大人になって忙しく働くようになってからは、一番心沸き立つ時期になったが、この頃はそうでもなかったようで、若い私はあまり浮かれていなかった。
この頃の若い私は、みやびのことを忘れようと、同じクラスの、良いなと思った女の子にすぐに電話をかけては、フラれ続けた。若い私は、心が荒んでいった。
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