闇のプリンス ~ヴァンパイアと純血の戦士~


今日もルキアの家でお世話になることになり、私は今彼の部屋に来ていた。



「まさか、校内にまで忍び込んでたなんてな 」



そして枕を抱えながら、話に集中出来ないでいる。


なんで、なんで……


ルキアは脱いだシャツを手に持って、ベッドに腰を下ろした。



「こんなとこで着替えないでっ! 早く上着着て! 」



私は枕で顔を隠しながら、声を荒げた。


堂々と人前で裸になってんじゃないよっ!


とても心臓に悪い。



「自分の部屋で着替えるなって? 」



隣で何か言ってるけど、顔も見れない。


ルキアの肩が私の肩にコツンと当たり、私の体はビクンと跳ね上がった。




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