闇のプリンス ~ヴァンパイアと純血の戦士~
オリンゼアだから、ここにいる人たち全員ヴァンパイアなんだよね。
飛び交う視線が自分に向いているような気がして、少し不安になってギュッとルキアの腕にしがみついた。
「大丈夫、俺がついてるから。 でも、あんまり奴らと目を合わせるな 」
きゅんと胸の奥が熱くなって、私の心臓音は急激に加速を始めた。
私はルキアにピタッとくっつくと、腕に頭を沿わせた。
今の反則。
もう、すごく好き♡
守られているって感じで、1人でデレッとにやけてしまう。
「バカ…… 」